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グリチルリチン酸ジカリウムはステロイド代用できる?作用と副作用について

アトピー性皮膚炎や乾燥肌など皮膚のトラブルでお悩みの方はステロイド剤での治療の経験がおありかと思われます。しかしステロイドは副作用も叫ばれていますので不安に思われる方も中にはいらっしゃるでしょう。そこでグリチルリチン酸ジカリウムならステロイドと同じ効能で副作用の心配がない、などとされ、グリチルリチン酸ジカリウムが配合されたお肌にトラブルがある方用の化粧品なども販売されるようになりました。果たして本当にグリチルリチン酸ジカリウムはステロイドの様な効果があるのに副作用の心配はないのでしょうか?危険だとの意見もあったので徹底的に調べました。

グリチルリチン酸ジカリウムとステロイドの違い

ステロイド剤とは副腎皮質ホルモン剤の事をいいます。これは体内の副腎皮質ホルモンから人工的に作られた物で、体内から分泌される副腎皮質ホルモンはごく微量であってストレスを和らげたりする事などに役立っているのです。そしてこの人工的に作られた副腎皮質ホルモン、つまりステロイドを多量に外部から与え続けられると体内の副腎皮質ホルモンは自らの生産をやめてしまうのです。最初は弱いステロイドから始まり、体がそれに慣れてくると効果がなくなってしまい更に強いステロイドを使用する。これが悪循環なのですが長期的というのがポイントで、長い間使っていたステロイドの使用をやめた時、急に副腎皮質ホルモンの働きが一切なくなってしまい治癒能力も一気に低下し、いわゆるリバウンドと言われている症状がさらに酷くなってしまう事態が起こります。これをステロイドの副作用としています。使い始めると炎症が治まったり効果はすぐに現れるので使い方次第ではとても便利なものなのです。
グリチルリチン酸ジカリウムは、漢方薬などでもお馴染みの甘草という植物の茎や根っこから採取されたグリチルリチン酸水溶液というものを酸性にして作られる粉末で、咳を鎮めたりニキビや肌荒れを予防してくれるとされています。実は
石鹸やシャンプー、目薬などにも幅広く使われています。ですから基本的には「安全な物」としての扱いとなります。植物という天然の物から作られた体に安全な物、効果もステロイドの様に即効性はありませんが、緩やかな効能の代わりに副作用の心配もないとされています。

グリチルリチン酸ジカリウムの副作用は本当に無い?

ステロイドに比べて優しい、というのはわかりましたが本当に副作用は無いのでしょうか?グリチルリチン酸ジカリウムは昭和15年頃にある研究者によって開発されました。その方の話によると、ステロイドと同じ様にグリチルリチン酸ジカリウムも内服と外用とありますが、副作用がみられるのは内服に限るとされてます。内服と同じ様な効果を期待して慶応大学や北里大学の教授に 外用での効果の臨床試験を依頼した所、望んだ結果は得られませんでした。ですからステロイドの効果があるとは謳えなかったそうです。という事は外用に関しては甘草によるステロイドのような副作用は無い、という事になります。

注意したい事

グリチルリチン酸ジカリウムはステロイドの様な効果が望めるが副作用は同じではないとわかったので安心して使用して行きたい所ですが、体質によっては注意が必要との調査結果がありました。植物由来だから安心、とされますが食べ物にも植物にもアレルギーというものがあります。ステロイドにしても副作用が出るのは長期に渡る使用が条件ですが、グリチルリチン酸ジカリウムもこの点に於いては同じで化粧品や化粧水に含まれる事が多いのですが、すぐに反応しなくても長期に渡る使用でアレルギー反応が出てしまう場合もあるのでそのもの自体による副作用というよりは、アレルギーを持つ方は特にアレルギー反応という点で注意して経過を観察する必要があります。